リボ払いの残高はクレジットカードの審査にどう影響する?

リボ払い


クレジットカードにおけるリボ払いという支払い方法は非常に便利です。

便利ゆえに毎月返済し続けても全然減らないというリボの罠に陥る人も少なくありません。

しかし、クレジットカードを利用していればリボ払い中であっても、クレジットカードの審査に申し込みたいと考える方もいるでしょう。

そのときリボ払いの残高はどのような影響を及ぼすのか。

今回はそんなリボ払いの残高とクレジットカードとの関係性について迫ります。

そもそもリボ払いとは?

リボ払いとは、毎月一定の利用金額を支払っていく方法のことです。

よく似た支払い方法に分割払いが挙げられますが、これは支払い回数を決めて支払っていく方法です。
一方でリボ払いは毎月一定の金額を支払っていくことになるので、支払い額を5,000円と設定したなら毎月固定でその金額を支払っていきます。

自分のお財布事情に合わせて支払い金額を設定できるので便利である反面、利息が発生することによって一歩間違えば借金と大差ない地獄を味わうことになりかねません。

必ずリボ払いを利用する場合には、無理ない返済でやり繰りしていきましょう。

リボ払い残高はクレジットカード会社に把握されている

いろんなカード
クレジットカードの審査に申し込むとなったときにリボ払い残高を考慮せず申し込む方もいることでしょう。
それこそなかにはリボ払い残高なんかバレないだろうと考えているかもしれません。

でも、そんなバカなことはなくてクレジットカードにおけるリボ払い残高は、すべてのクレジットカード会社に筒抜けなので注意してください。

それはなぜかと言うと個人信用情報機関というクレジットカードやローンなど、個人の金融情報を総括して管理している場所があるためです。

管理されている情報には、クレジットカードの審査申込やその結果の可否、カード利用額や支払いの遅延・延滞まで幅広いです。

ここにリボ払いに関する情報も記録されるわけですが下記のような情報が管理されています。

  1. 契約年月日
  2. リボ残債
  3. 年間支払見込額
  4. 支払いの遅延状況

リボ払い残高がクレジットカードの審査に与える影響

リボ払いをしていてまだ支払い残高があるからと言ってクレジットカードの審査に落ちるということはありません。
それこそ複数枚のクレジットカードを使っていて、いずれもリボ払い中だとしても審査に通るケースはあります。

ただ「リボ払い中=審査に落ちる」ということではないだけで、少なからず審査に影響を与えることはありえます。
それは支払可能見込額と呼ばれる法律で定められたルールのもとで成り立っています。

支払可能見込額とは

クレジットカード会社は、審査時に申込者のクレジットカードの支払可能見込額を確認します。
支払可能見込額は、噛み砕いて言えば申込人の年収や収入を見てそこからクレジットカードの支払いに充てれる額のことです。

一般社団法人日本クレジット協会もこの支払可能見込額について説明してくれていますが、そこに記載されている情報だと下記のような計算式のもと支払可能見込額が算出されています。

①年収-②生活維持費-③クレジット債務=④支払可能見込額

ここで簡単な計算も交えていきましょう。
①300万円、②200万円、③20万円と考えた場合こういう計算式です。

例:300万円(年収)-200万円(生活維持費)-30万円(クレジット債務)=70万円(支払可能見込額)

上記のような結果の場合は、70万円がクレジットカードの支払いに充てれるという判断となります。

なのでこの条件であればリボ払いに支払い残高があっても、クレジットカードの審査に通る可能性は十分にあるということです。

リボ払い残高が原因でクレジットカードの審査に落ちる理由

では、ここまでリボ払い残高があってもクレジットカードの審査に通ることは説明しました。
それでは反対にクレジットカードの審査に落ちるケースというのはどのようなものでしょうか?

具体的には下記のような理由が挙げられます。

支払可能見込額が少ない

先にも説明した支払可能見込額が原因でクレジットカードの審査に落ちることがありえます。
それは支払可能見込額が少ないというケースにおいて発生する可能性があります。

いくら支払可能見込額が残っているからと言って、多額のリボ払いを支払っている申込者に対して、これ以上カードを渡すと返済が難しくなる恐れがあるとクレジットカード会社は考えそうじゃないですか?

例として先の計算式でもう一度考えてみましょう。

例:300万円(年収)-200万円(生活維持費)-30万円(クレジット債務)=70万円(支払可能見込額)

これだと支払いに充てれる可能額が70万円はあるということですがこれが下記のような場合どうでしょう。

例:300万円(年収)-200万円(生活維持費)-90万円(クレジット債務)=10万円(支払可能見込額)

やや条件としては厳しそうに感じませんか?

支払いに充てれる可能額が10万円ということはショッピング枠+キャッシング枠で考えても10万円までしか付帯させられません。
可能額が10万円なんですから30万円の利用枠を付帯させてしまったら支払いの遅延・延滞は確定です。

このようにリボ払い残高が大きく年収や収入から生活維持費やクレジット債務を差し引いたときに
これ以上は支払いが難しいだろうという基準に達したらカード発行はできません。

また法律で支払可能見込額が90%を越えていると利用可能枠を付帯させることができないというルールもあるので覚えておきましょう。

リボ払い残高があっても新規でクレジットカードを作るコツ

ポイント
リボ払い残高が原因でクレジットカードの審査に落ちる理由がある一方で新規でクレジットカードを作るポイントやコツはどのようなものか。

それこそリボ払い残高や年収によっては、新規カード申込で悪印象を与えることもあります。
なぜなら「この人はお金がないからカードを発行しようとしている」と思われる場合があるからです。

そうならないためにも以下のような方法でそういったマイナスなイメージを払拭しましょう。

毎月の返済額を増やす

リボ払いは言うなればお金を借り続けている状態とも言えます。
なのでお金を借り続けているのに上手く抜け道を探して、クレジットカードの審査に通るコツはありません。
それこそ先にも説明した支払可能見込額という法律にも引っ掛かるので努力をして何とかなる問題もないです。

そうなってくると残す選択肢は1つしかありません。
正攻法でリボ払い残高を減らしていくこれに尽きます。

このリボ払い残高を減らしていくというのは自分の無理ない範囲であれば大丈夫です。

  1. 毎月の一定返済額を増やしていく
  2. 余裕があれば一括返済に切り替える
  3. ボーナス一括払いで支払う

支払い方法にもさまざまですが各クレジットカード会社には支払い金額の変更締切日が定められているので、その期日が過ぎるまでに電話もしくは会員専用サイトから連絡して支払い金額を変更してもらいましょう。

もちろん先にも言った支払可能見込額に余裕があるようであれば、無理に支払い期間を縮めなくてもクレジットカードの審査に通るはずです。

ただ新規で発行したいクレジットカードのショッピング枠やキャッシング枠にこのくらいの利用限度額で設定したいという希望があるのであれば現状のリボ残債を減らすことが間違いないありません。

本当であればもっとタメになる説明をしたいところですが、借入額がある以上はそれを返済する以外、解決の糸口がないのが世の常です。

リボ払い残高があっても審査に通りやすいクレジットカード

ここまでリボ払い残高とクレジットカードの審査の関係性について説明しました。
最後にここではリボ払い残高があっても審査に通りやすいクレジットカードを紹介します。

掲載しているカードにも支払可能見込額のルールはあります。
あくまでカードの審査の甘いクレジットカード会社を紹介しているだけなので勘違いのないように。

ライフカード

Life Card

年会費 5000円(税抜)
申込資格 20歳以上
発行時間 最短3営業日
国際ブランド Mastercard

【おすすめポイント】

  • 年会費5,000円+保証金10万円からクレジットカードを持てる!!
  • 保証金の範囲なら通常のクレジットカード同様の使用感!!
  • 年会費無料でETCカードも発行可能!
  • 弁護士無料相談サービス付き!
  • 海外&国内における旅行傷害保険も自動付帯している

ライフカードには、デポジット型クレジットカードというものが存在します。
これは保証金として10万円を預ければ、その保証金の範囲で買い物ができるというもの。

保証金を支払えるなら延滞している人やブラックリスト入りの人でも作れるクレジットカードです。
無論、リボ払い残高がある人であってもカンタンに発行することができます。

リボ払い残高があるときにさらに保証金を支払ってまでカードを発行するのも悩みどころですが、
なにかしら新しくクレジットカードを所持したい理由がある方には重宝します。

ACマスターカード

acマスターカード

年会費 無料
申込資格 20歳以上
発行時間 最短30分
国際ブランド Mastercard

【おすすめポイント】

  • 最短30分審査&最短即日スピード発行!
  • パート・アルバイトでも申し込める審査の甘さ!
  • ショッピングリボの手数料が10.0%~14/6%(実質年率)と業界最安水準

ACマスターカードは、消費者金融のアコムが提供するクレジットカードです。

クレジットカード業界でも、もっとも審査難易度が甘いとされる消費者金融系クレジットカードなので審査は緩め。
ただし、審査基準はアコムらしい返済能力に依存しているので甘いとは言っても人によりけりなカードですね。

それでも審査難易度は低くご高齢の方でも発行できる部類のカードなので申し込む価値はあります。

楽天カード

楽天カード

年会費 無料
申込資格 18歳以上(高校生除く)
発行時間 最短即日
国際ブランド Mastercard/AMEX/VISA/JCB

【おすすめポイント】

  • 収入証明なしで学生でも申し込める!
  • 在籍確認がないケースも多々ある。
  • 新規入会&利用で高ポイント獲得!
  • とにかくポイントが貯まりやすい!

言わずとしれたクレジットカード業界でもトップシェアを誇る楽天カード。

審査難易度は、クレジットカード業界でも甘い通信系に属しています。

上記ACマスターカードと比較すると返済能力には異存しておらず、
専業主婦や学生でも発行しやすいカードなので誰にでもおすすめできる1枚です。

まとめ

  • リボ払いは毎月一定の金額で支払う方法のこと。
  • リボ払いの状況は個人信用情報機関に登録されている。
  • リボ払い残高があってもカードの審査には通る。
  • 審査に落ちるのは支払可能見込額が少ない場合がある。
  • 審査に通る場合のコツは正攻法に支払いを早く終わらせるしかない。

いかがだったでしょうか? リボ払い残高とクレジットカード審査の関係性について紹介しました。

本記事でも再三説明しましたがリボ払いの罠に一度陥るとなかなか抜け出せません。
少しでも毎月の元金を上げれば済む話なのですがこれが意外と簡単ではないです。

リボ払い残高とクレジットカード審査の関係性が気になっている方は、今後も新規でクレジットカードを作る可能性があるということでしょうから、リボは本当に計画的な利用方法を推奨します。