ゆうちょ銀行にはJP BANKカードと呼ばれるクレジットカードがあるのをご存知ですか?
知っている方はもしかしたら審査の難易度や審査に通る方法で悩んでいるかもしれません。
今回はそんな悩みを持つ方必見のJP BANKカードの審査難易度や審査通過のコツを紹介します。
最後にゆうちょ銀行が発行するデビットカードについても触れているので併せてご覧ください。
ゆうちょクレジットカード(JP BANKカード)の種類
初めにJP BANKカードの各種情報に触れる前にカードの種類を紹介しておきましょう。
基本的には上記クレジットカードが用意されているので参考にしてみてください。
JP BANKカード(VISA/JCB/Mastercard)
出典:https://www.jp-bank.japanpost.jp/
まず最初に紹介するのはもっとも一般的なゆうちょクレジットカード「JP BANKカード」。
カラオケや映画など各種アミューズメント施設やレジャー施設がおトクになる優待サービスが付いてくるのが特徴。
申請すればETCカードを利用することもできるのでシンプルにスタンダードな使い道ができる1枚。
JP BANKカードとJP BANKカード ゴールドの特権として家族カードの発行サービスもあります。
【家族カード】
- 初年度無料
- 翌年度以降は440円
さらに年会費も初年度は無料ですが条件次第で翌年度も無料なので下記条件を参照してください。
【年会費優遇制度】
- 対象となる公共料金等をJP BANKカードで支払う
- ゆうちょ銀行の給与預入を利用する
- ゆうちょ銀行の年金自動受け取りを利用する
- JP BANKカードによる直近1年間での累計利用額が30万円以上
現実的なところで①の対象となる公共料金等を支払うのがおすすめでしょう。
クレジットカードを利用するのに年会費無料にするだけで無理な使い方はしたくないですから、公共料金ならばどのみち毎月絶対に支払うものですしついでに年会費も無料にできて一石二鳥です。
JP BANKカード ALente / JP BANK JCBカード EXTAGE
出典:https://www.jp-bank.japanpost.jp/
続いて紹介するのが「JP BANKカード ALente」と「JP BANKカード EXTAGE」の2枚です。
こちらは若年層向けを謳ったカードで初めてクレジットカードに触れる学生にはおすすめ。
基本スペックはJP BANKカードと同様ですがさらに下記特典が付いてきます。
【おすすめポイント】
- 入会3ヵ月間は獲得ポイント3倍
- 海外旅行傷害保険サービスが付帯
- ショッピング補償まで付帯
一般カードのJP BANKカードとは違い入会3ヵ月間のポイントが3倍となって、各種保険サービスが付帯されているのがメリットですね。
年会費はいずれのカードも費用が異なるのでチェックしておきましょう。
【年会費】
- ALente:初年度無料/年に1回以上のカード利用で翌年度も年会費無料
- EXTAGE:新規加入後5年間は年会費が無料
JP BANKカード ゴールド(VISA/JCB/Mastercard)
出典:https://www.jp-bank.japanpost.jp/
最後に紹介するのがゆうちょ銀行が提供するクレジットカードではもっともステータスが高いJP BANKカード ゴールド。
スペックはJP BANKカードの上位種となるわけですがゴールドでは加えて下記のような特典が付与されます。
【おすすめポイント】
- 空港ラウンジサービス
- 海外および国内の旅行傷害保険付帯
- ショッピング補償も付帯でさらに安心
年会費に関しては下記のとおりです。
【年会費】
- 本会員:11,000円(税込)
- 家族会員:無料
JP BANKカード同様に年会費優遇制度も設けているので確認ください。
【年会費優遇制度】
- 年間100万円~300万円利用で翌年度8,800円(20%割引)
- 年間300万円以上利用で翌年度5,500円(50%割引)
年会費優遇制度は年間といえども利用しなくてはならない金額が高く設定されているので、同じゴールドカード会員でもかなり人を選ぶ内容と言えるでしょう。
ゆうちょクレジットカード(JP BANKカード)のおすすめ点
JP BANKカードの種類について紹介しましたが種類が多いからこそおすすめポイントも気になる所。
ここではそんなJP BANKカード全体のおすすめポイントを紹介します。
キャッシュカード一体型を選べると1枚で2枚の役割
JP BANKカードのクレジットカードはいずれも分離型とキャッシュカード一体型を選択することができます。
分離型ならクレジットカード機能のみなのでキャッシュカードと一緒にしたくない方向き。
反対にキャッシュカード一体型ならクレジットカード機能とキャッシュカード機能が1枚に集約されているので、手持ちのカード枚数も減らすことができますし1枚で臨機応変に対応できるので便利です。
銀行系なのに学生でもカード発行がしやすい
クレジットカードには、銀行系・航空系・石油系・信販系・通信系・流通系・消費者金融系など、さまざまなジャンルで仕切られていますがJP BANKカードはクレジットカード業界最高難易度の銀行系に属しています。
一方でJP BANKカードは学生などを対象にした若年層向けの「JP BANK VISAカードALente」を提供しています。
銀行系クレジットカードの中には学生向けクレジットカードを提供していないところもあるので、学生のように収入が安定していない場合でも銀行系クレジットカードを作れるのは魅力ですね。
会員優待サービスによる店舗割引が充実している
JP BANKカードは、提携先の店舗や施設でカードを提示するだけでおトクな割引を受けることができます。
主にアミューズメント施設やレジャー施設と提携しているので外出先で遊びたい方々にうってつけです。
主な提携先店舗を下記にまとめておきますので参考にしてください。
【提携先店舗】
■全国エリア
- メガネスーパー
- かんぽの宿
- 湯快リゾート
- カラオケ ビッグエコー
- カラオケ館
- レストランカラオケ・シダックス
- etc…
■関東エリア
- カラオケルーム歌広場
- 鴨川シーワールド
- ヴァンテアンクルーズ
- 大江戸温泉物語
- 東京ジョイポリス
- 万葉倶楽部 横浜みなとみらい館
- etc…
■中部エリア
- 富士急ハイランド
- ラグーナテンボス
- わんわん動物園
- おふろcafe bijinyu
■関西エリア
- 吉本工業直営劇場
- 神戸ハーバーランド温泉 万葉倶楽部
■九州エリア
- フェニックス・シーガイア・リゾート
ゆうちょクレジットカード(JP BANKカード)の審査難易度
まずはJP BANKカードの種類とおすすめポイントを説明したところで続いて審査難易度です。
JP BANKカードの審査難易度は、銀行系クレジットカードという点では審査難易度はどの他ジャンルよりも厳しくはあります。
ただ先にも説明したように学生向けクレジットカードに「JP BANK VISAカード ALente」がありますので、これに関して言えば審査難易度は信販系や流通系と大差ないくらいの甘さで作れるでしょう。
同様にALenteの上位版でもある一般カード「JP BANKカード」も学生での申し込みは可能ですし、29歳以降にALenteの更新が迫ったら自動的にJP BANKカードに切り替わるのでそういった意味では、こちらのカードもそれほど審査難易度が高いという訳ではありません。
ただゴールドカードに関して言えば「25歳以上で安定収入がある方」が審査対象となっており、年会費優遇制度も年間300万円以上で50%引き、年間100万円以上で20%引きなので、一般的な社会人レベルではまずこの年会費優遇制度を受けるのは困難ですからその審査難易度の高さも想像できるでしょう。
ゆうちょクレジットカード(JP BANKカード)の審査に落ちる人の特徴
審査難易度について説明しましたので今度は審査に落ちる人の傾向です。
クレジットカードの審査に落ちる理由というのは多少違いはあれどだいたい同じことが原因だったりします。
ここでは主に審査落ちになりやすい原因を紹介します。
多重申込をしている
あなたがJP BANKカードのどれを申し込むかによっても審査に落ちる理由は異なりますが、一貫してどれにも当てはまる要因にこの多重申込が挙げられるでしょう。
多重申込とは、読んで字のごとく複数のクレジットカードに申し込むこと。
「え? それっていけないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、長期間にわたって複数のクレジットカードに申し込むだけの話なら問題ありません。
そうではなく数週間~1ヵ月のような短期間中にクレジットカードを複数申し込むことが問題となり得ます。
この多重申込の厳密な基準もクレジットカード会社が明示しているわけではないので難しいところですが、おおよそ1ヵ月間に3~4枚も申し込んでいるとレッドカードかもしれませんね。
ただなんでその多重申込がいけないのかという話ですがクレジットカード会社からすれば、短期間に複数枚申し込みをかけるような人は「お金に余裕がない人」という疑念を抱くからなんです。
他にもポイントサイトでポイント獲得を目的に何枚も申し込む人もいますから、悪質なユーザーを滅するという意味でもマークされると審査落ちの原因になりますね。
個人信用情報に傷がついている
多重申込に続いてこちらも非常に重要な項目です。
そもそも個人信用情報に傷がついているというのはどういう状態なのか。
クレジットカードって、まず審査をかける段階で申し込みをして合否を受け取りますよね。
カード発行できたならカードを利用していくこともあるでしょう。
これらクレジットカードにおける情報は、個人信用情報機関と呼ばれる会社にて保管されていて、クレジットカード審査や登録情報に誤りがあったときなどに参照されるものなんです。
そして、クレジットカードで遅延・滞納を起こせばその情報も記録に残ります。
どの程度遅延・滞納をしたら傷がつくのかはクレジットカード会社の裁量になりますが、基本的には遅延・滞納やその他トラブルを繰り返していれば個人信用情報に傷が残ります。
この傷の深さにもよりますが修復不可能なレベルに傷を負っていた場合には、俗に言われるブラックリスト入りを果たしてしまいます。
ブラックリスト入りしていなくても個人信用情報に少しでも傷があるだけで、クレジットカード審査には影響することがあるので注意したい部分ですね。
ゆうちょクレジットカード(JP BANKカード)の審査時間
JP BANKカードでは、インターネットでのクレジットカード審査への申し込みを扱っていません。
そのためまず入会申込書を請求しなくてはなりません。
入会申込書を請求するだけならインターネットから手続きできますが、申込書が届くのを待つだけでも1週間程度の時間を要します。
そこから申込書に必要事項を記入・返送となるので審査待ちをしていると、審査に通過してカード発行となるまでにさらに3~4週間近い日数がかかります。
もし審査通過したあかつきにはすぐにでもカードを利用したいと考えているならば、早い段階で申込書を請求しておくのがいいでしょう。
ゆうちょ銀行のデビットカード
ここまでJP BANKカードの審査について深堀りしてきましたが当然審査落ちしてしまうこともあるでしょう。
もしかしたら本記事を読んでくれている方の中にはそもそもクレジットカードで金融事故を起こしてブラックリスト中の方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときに便利なカードが実はゆうちょ銀行から発行されているんです。
それがゆうちょ銀行のデビットカード「mijica」。
mijicaは、買い物時にゆうちょ銀行口座残高から利用金額分が差し引かれるだけなので、クレジットカードのように借金を負うリスクもなく口座に入っている範囲のみでしか使用できません。
入会金・年会費も無料でインターネットからでも店頭からでも発行することができます。
発行時間はカード申込から約1週間程度で簡易書類にて到着します。
Visaデビットカード『mijica』
出典:https://www.jp-bank.japanpost.jp/
年会費 | 無料 |
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申込資格 | 12歳以上※未成年は親権者の同意が必要 |
発行時間 | 約1週間程度 |
国際ブランド | VISA |
【おすすめポイント】
- デビットカードだからクレジットカードのような借金のリスクがない
- 入会金や年会費は無料で発行できる!!
- VISAブランドの加盟店で利用可能!!
- 会員サイト「mijica WEB」や専用アプリからデビットカードをカンタン管理!
- セキュリティ万全で安心・安全に利用できる!
まとめ
- JP BANKカードは学生でも使える会員優待サービスまでついたおトクなカード
- 審査難易度は学生向けカードも発行しているから他銀行系よりは甘い。
- 審査に落ちる人は多重申込と個人信用情報を見直すべし。
- 審査時間とカード発行までに1ヵ月近く待つ必要がある。
いかがでしたか? JP BANKカードの審査難易度や審査に通るコツについて少しは悩みが解消されたでしょうか。
クレジットカードを利用する上では銀行系カードは1枚は手に持っておきたいと考える方もいるでしょう。
今回紹介したようにJP BANKカードは学生でも利用しやすいおトクなカードですのでこの機会に検討してみてはいかがでしょう。