クレジットカードの審査に総支給額はどう影響する?記入のポイントとあわせて解説

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総支給額という言葉をご存知ですか?

基本給や月給などと混同して考えられがちなワードですが実際どういう意味があるのでしょう。
また総支給額はクレジットカード審査においてどう影響するのでしょう。

今回はそんな総支給額の概要およびクレジットカード審査への影響力について紹介します。

そもそも総支給額とは?

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それではまず総支給額というキーワードからおさらいしていきましょう。

まず給与に関する項目は、基本給・月給・総支給額・手取金額の4つが挙げられます。

ここではそれぞれどういった意味を持つのか見ていきましょう。

【基本給】
・残業手当をはじめとした各種手当が含まれない給与
【月給】
・基本給に残業手当を除く各種手当が含まれた給与。
【総支給額】
・基本給に残業手当を加えた各種手当を含めた給与。
【手取金額】
・総支給額から所得税・住民税・税金・保険料・年金などが引かれた金額。

総支給額とは、上記のとおり言ってしまえばすべてを合算した金額とでも考えておけばいいでしょう。
この総支給額から所得税・住民税・税金・保険料・年金などを差し引くと手取金額が算出されるといった具合です。

総支給額は審査にあくまで目安程度にしか影響しない

基本的なキーワードについて説明したところで本題の総支給額と審査との関係性です。

一般的にクレジットカードの申込書にある「年収」という項目は総支給額を記入する場所です。
つまり保険料や年金など手取金額で差し引かれたものもすべて含めての年収という考えです。

ここで総支給額で記載するか手取金額で記載するかで70~100万円程度の誤差が生じてしまいます。
年収をより多く見せたいということであれば必ず総支給額で記入しましょう。

総支給額は、源泉徴収票に記載されている支給額を見れば分かります。

ただ総支給額と手取金額のいずれかの数値でクレジットカードに申し込んでもあまり審査に影響はしないです。
というのはクレジットカードの審査では年収はあくまで目安程度にしか扱われないためです。

総支給額が審査に重要となるケース

では、総支給額を気にする必要はないのかと言ったらそうでもありません。

確かにクレジットカードの審査では年収はあくまで目安程度にしか扱われないですが、しっかりと総支給額が審査に重要となる場面が存在します。

それは例えば個人事業主や会社経営者のような年収が判断しにくい場合などです。
クレジットカード会社は、申込人の属性(職業/勤務先/勤続年数)を見ればおおよその年収を弾き出すことができます。

ただ例外として個人事業主や会社経営者、それこそ芸能人やYouTuberとかでもいいでしょう。
こういった職業は「どういう働き方をしているのか」「それでどれぐらい収入が入るのか」を推測できません。

そういったときに総支給額をもとにした年収情報が審査のキモとなってくるわけです。
もちろん収入証明書の提示を求めてくるケースもあるでしょうから必要書類を準備しておく必要があります。

他にもステータスの高いクレジットカードを申し込む場合には、一般的クレジットカードよりも年収を重視されるでしょう。
そこでも総支給額をもとにした年収情報は大事な判断材料となってきます。

審査時に総支給額を記入するポイント

ポイント
先にも言ったように総支給額と手取金額は別物です。
なので審査時に手取金額での記載は止めておきましょう。

では、審査時における総支給額の記入方法はどうすればいいのか。
これは前に少し触れた話ですが源泉徴収票に記載されている支給額を記載しましょう。

源泉徴収票では、月給や各種手当、保険料や年金などなにで天引きされているのかが分かります。
さらにボーナスが支給されているのであればそれを含めることもポイントです。

総支給額が分からない場合はどうすればいいか

では、総支給額が分からないケースというのもあるでしょう。

例えば、新入社員や中途採用のように入社したばかりの方々がそれに当てはまるでしょう。

こういう場合はどうすればいいのかですが今後得られる支給額を見込みで記載するだけで大丈夫です。
見込みで記載して審査に不利になるということもありませんし、審査にも全然通ってくれます。

クレジットカード会社からすれば、例外なケースで収入証明書の提示を求めることはありますが、そうでなければ個人の収入状況を確認する術までは持っていません。

虚偽申告をしているということでなければ、見込みで先んじて記入する分には問題ありません。

ここで記載する場合も手取金額ではなく総支給額+ボーナスの1年間トータルでの年収を算出しましょう。

総支給額が不安なときに作りたいおすすめクレジットカード

ここまで総支給額と審査の関係について説明してきました。
それでもまだまだ不安が拭いきれない方もいらっしゃるでしょう。
最後にそんな総支給額に対して不安があるときに作りたいクレジットカードを紹介していきます。

ACマスターカード

acマスターカード

年会費 無料
申込資格 20歳以上
発行時間 最短30分
国際ブランド Mastercard

ACマスターカードは、消費者金融のアコムが提供するクレジットカードです。
クレジットカード業界でも、審査難易度が甘いとされる消費者金融系クレジットカードに該当します。

審査基準が返済能力に依存しているので誰にとっても審査甘めなカードにはなりえないですが、
今回は総支給額をテーマにした記事ということで正社員で働いている方が多いはずなので返済能力という面はクリアしているでしょう。

【おすすめポイント】

  • 最短30分審査&最短即日スピード発行!
  • パート・アルバイトでも申し込める審査の甘さ!
  • ショッピングリボの手数料が10.0%~14/6%(実質年率)と業界最安水準

楽天カード

楽天カード

年会費 無料
申込資格 18歳以上(高校生除く)
発行時間 最短即日
国際ブランド Mastercard/AMEX/VISA/JCB

楽天カードは、クレジットカード業界でもトップシェアを誇るカードの1枚です。
審査難易度は、クレジットカード業界でも甘い通信系に属しています。

スタンダードな楽天カードであれば返済能力に依存しておらず、
専業主婦や学生でも発行しやすいカードとして有名なので総支給額を気にしている方でも申し込みやすいです。

【おすすめポイント】

  • 収入証明なしで学生でも申し込める!
  • 在籍確認がないケースも多々ある
  • 新規入会&利用で高ポイント獲得!
  • とにかくポイントが貯まりやすい!

ファミマTカード

ファミマTカード

年会費 無料
申込資格 18歳以上(高校生除く)
発行時間 2週間程度
国際ブランド JCB

ファミマTカードは、コンビニ系列のクレジットカードですね。
Tポイント一体型なのでポイントが貯まりやすく使い勝手は悪くない1枚。

コンビニ系列カードは、あまり乗り気にならない方もいるかもしれませんがこちらも専業主婦や学生でも発行しやすいカードの1枚として知られています。

【おすすめポイント】

  • 学生向けなクレジットカードだから審査も甘い!
  • Tポイントカード一体型でお得にポイントを貯められる!
  • FamiPayに唯一対応したクレジットカード

まとめ

  • 総支給額は基本給に残業手当を加えた各種手当を含めた給与。
  • 総支給額はあくまで目安程度にしか考えられない。
  • 総支給額が必要となるのは個人事業主や会社経営者のように年収が推測しにくい場合。
  • 審査時に総支給額を記入するポイントはボーナスも含めてすべての金額を記載する。
  • 総支給額が分からなくても見込みで記載できる。

いかがだったでしょうか? クレジットカード審査に総支給額はどう影響するのか理解を深めることはできたでしょうか。

難しい言い回しをした部分もあったかもしれませんが審査申込書には「職場から支給された金額すべてを記載すればいい」と考えておいてもらえば相違ないです。

ただ先にも述べたとおりに高ステータスカードでなければ、総支給額がクレジットカード審査に影響することはまずないのであまり神経質にならずともよいでしょう。