JCBカードの中でも上位種に位置づけされているJCBプラチナカード。
審査を申し込もうとしている方には、
- 年収はどのくらい必要なの?
- 審査難易度はどのくらい?
- 審査に通過しやすい方法ってないの?
など、悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな悩みを解消して審査に対して前向きになっていただけるよう、JCBプラチナカードの審査基準や審査難易度、審査に通過しやすい方法など紹介します。
一筋縄ではいかないランクのカードですが参考になれば幸いです。
JCBプラチナカードの基本情報
それではJCBプラチナカードの基本情報からおさらいしましょう。
■JCBプラチナカード
申込資格 25歳以上※安定継続収入がある
※学生は不可
国際ブランド JCB
家族カード 1人目は年会費無料
※2人目以降は3,000円+税
旅行傷害保険 海外:最高1億円
国内:最高1億円
ショッピング補償 海外:最高500万円
国内:最高500万円
JCBプラチナカードでは、旅行傷害保険が海外国内ともに最高1億円、ショッピング補償が海外国内ともに最高500万に設定されています。
他社と比較していくと平均してプラチナカードの旅行傷害保険は5,000万円~1億円、ショッピング補償は300~500万円程度なので、JCBプラチナカードの保険・補償サービスは満足いく内容となっているでしょう。
そしてJCBプラチナカードでは、24時間365日サポート対応する「プラチナ・コンシェルジュデスク」、国内の有名レストランのコースメニューが1名分無料となる「グルメ・ベネフィット」、世界約130の国や地域の空港ラウンジを無料利用できる「プライオリティ・パス」など、プラチナというランクでしか味わえない至福のサービスが付帯されています。
JCBプラチナカードの審査基準
審査基準は、基本情報にもサラッと記載していましたが「25歳以上の方」+「安定継続収入がある」ことが条件とされています。
さらに学生も不可となっているのでベーシックなクレジットカードとはその審査基準は別格と言えるでしょう。
ここでいう「安定継続収入がある」というのは社会人歴の長さやそれに見合うだけの年収を稼いでいるかというのがウィークポイント。
人によって安定した継続的収入の概念は異なるかと思いますがアルバイトで固定収入を得ているような安定継続収入は、プラチナカードの審査基準としては決して相応しいとは言えないので勘違いしないように。
あくまで正社員のように正規雇用されている状態で年会費も滞りなく払っていける月給・年収を維持している方が対象ということです。
JCBプラチナカードの審査難易度
JCBプラチナカードの審査難易度は、決して難しいということはないです。
プラチナカードのような収入面に重点を置くような審査内容だと、年齢が上になればなるほどそれに比例して要求される年収も高くなっていくので、そう考えていくと25歳からでも申し込めるJCBプラチナカードはまだ良心的。
それこそ他社のプラチナカードと比較していくと30歳前後を申込資格とするカードもあるくらいです。
それでも最低申込資格の25歳で考えて年収400万円なんてのは、同年齢で誰しもが達成できる条件でもないため、そういう意味では審査難易度が甘いということはないですがプラチナカードとして考えれば悪くない難易度というところ。
JCBプラチナカードの審査に通りやすくするポイント
実際にJCBプラチナカードの審査に申し込むとなれば当然審査に通過したいですよね。
ここでは少しでも審査に通りやすくなるための方法を紹介していきます。
クレジットカードでは、審査に通りやすくなるための手段として「キャッシング枠の設定をゼロにする」方法が有効ですが、これはあくまでベーシックなクレジットカードやギリギリ通用してもゴールドカードレベルまでの話です。
プラチナカードやブラックカードのランクまでくると小手先の手段は通用しないことが間々あり、正攻法で挑んでいくことが一番の審査に通過するための方法だったりします。
それを踏まえた上で下記項目を参考にしてみてください。
年収は400万円以上で審査に申し込む
JCBプラチナカードの審査に通過しやすくしたいなら正攻法な方法として年収を400万円以上で申し込みましょう。
最低限でも400万円以上はほしいというだけなので500万円あればベストですね。
年収がなぜそれほど大事なのかという話ですがその申込人のステータスが一番数値として表面化しているので、クレジットカード会社としても判断材料にしやすいんですね。
ベーシックなクレジットカードでは年収はそれほど重要視されていないので、収入が安定していなくても審査に通過することは全然ありますがプラチナカードだとそうはいきません。
一方で年収が400~500万円あってクレヒスが健全な状態であっても審査に受からないことも全然あるので、必ずしも年収だけにこだわればいいということでないことも覚えておいてください。
もちろん年収を虚偽申告して審査に申し込むことだけは絶対に止めてください。
虚偽申告をしてもクレジットカード会社からすれば個人信用情報を参照すれば嘘か実か一発で分かってしまうことなので。
クレヒスを磨いておく
クレジットカードにはクレジットヒストリー(クレヒス)と呼ばれる信用情報の履歴のようなものが存在します。
クレヒスは、新規でクレジットカードを申し込んだときや審査の可否、発行されたカードを利用した履歴、支払いの遅延・延滞情報など、クレジットカードにおけるさまざまな個人の信用情報が記録されています。
これを磨くためには1枚のカードを長い歳月をかけて利用して、遅延・延滞をはじめとした信頼を損ねるような使い方をしなければ自然と信用情報が磨かれ続けていきます。
仮に安定した収入を得ていない方でもクレヒスが磨かれている、あるいは磨かれていなくともクレヒスに傷がなければクレジットカードの審査に通過することはいくらでもあります。
一方でどれだけ高収入を得ている方であってもクレヒスに傷がついていれば審査に通ることはまず難しいです。
クレジットカードの審査においては、この「クレヒスを磨く」という行為がある意味もっとも審査に通過するためには大事な要素となってくるわけなんです。
今回はJCBプラチナカードに関する話なので同じくJCBカードでクレヒスを積み上げておけば審査時に幾分かは有利にもなりやすいですね。
多重申込は厳禁
一見すると職業・年収・勤続年数など個人の属性的に審査に受かる水準を超えていたとしても、この多重申込に引っかかってしまっては審査に通るものも通らなくなります。
多重申込は、読んで字のごとく複数枚のクレジットカードに申し込むことを表します。
ただ複数枚のクレジットカードに申し込むだけならセーフなのですが、短期的(1~2ヵ月)に複数枚(4~5枚)も申し込むと「申込ブラック」扱いになる可能性があるので注意。
一度申込ブラック扱いになるとどれだけカードの審査に申し込もうが、短期的に複数枚のカードを申し込んだ履歴が個人信用情報機関に登録されているのでバレます。
むしろ申込ブラックかもしれないのにさらにカードの審査に申し込むと余計に自分の首を絞めることになるので短期的に複数枚のカードを申し込んだ、心当たりがある方は一度大人しく待ちの姿勢を貫きましょう。
JCBプラチナカードの審査に通過しやすいケース
前述ではJCBプラチナカードの審査に通過しやすくなるポイントを紹介しましたが、実は審査に通過しやすくなる状況というのも存在するんです。
それが一般JCBカードやJCBゴールドカードからのアップグレードという方法。
アップグレードは会員専用ページ「MyJCB」から申請することができ、自分から申し込むこともできますし、JCBから直接プラチナへのアップデートのオファーがくることもあります。
自分から申し込む場合には直接オファーに比べて、審査で否決されるリスクがあるので、申し込みをするなら年間100万円単位での買い物するなど積極的にJCBカードを利用して、プラチナカードが必要と判断されるだけの利用を目指してクレヒスを培っていきましょう。
一方でJCBから直接オファーがくるための条件は明確には分からないので、自分から申し込むときと同様の条件でクレヒスを磨き続けてそれでオファーがくればラッキーぐらいに考えておきましょう。
JCBプラチナカードの審査時間
JCBプラチナカードの審査時間は、申し込みから最短3営業日で発行されます。
また申し込みからカードが手元に届くまでには1週間程度の時間がかかります。
ステータスが高いカードだと審査が長そうと考えてしまいそうですが、実際はベーシックやゴールドと違いはないですね。
ただJCBプラチナカードの公式サイトでは、通常より時間がかかる旨が記載されているときがありますが、この場合はこちらがいくら迅速に必要書類や手続きをおこなったとしても審査を早めることは難しいでしょうから、
企業側の都合で審査が滞ってしまうことも理解しておきましょう。
まとめ
- JCBプラチナカードの審査基準は25歳以上で安定継続収入がある方。
- 審査難易度はプラチナカードにしては高くはない。
- 審査に通りやすくしたいなら年収400万円以上を目指す。
- アップグレードを利用すれば審査に通りやすくなる。
- 審査時間は最短3営業日、カード到着まで1週間程度。
いかがだったでしょうか? 今回はJCBプラチナカードについてまとめました。
先にも説明したように年収400万円というのは人によっては簡単に満たせる条件ではありません。
ですがアップデートという方法を利用すればその必要とされる年収の水準を下げれる可能性があります。
具体的にはJCBゴールドカードを所持しているなら年収400万円→300万円まで引き下げれるかもしれません。
年会費も高く敷居が高いカードであるのは間違いありませんが本記事を読んで少しでも、プラチナカードを手に入れる希望が見出せた方はこの機会に検討してみてはいかがでしょう。