クレジットカードはカード発行より4~5年程度でカード更新のタイミングがやってきます。
カード更新と聞くと審査など厳しいチェックが入るのではと疑問を抱く方もいるはず。
今回はそんなクレジットカードの更新時の審査について深堀りしていきます。
クレジットカードの更新時に審査はある?
まずクレジットカードの更新時に審査はあるのかどうかですが、
結論から言ってしまえば審査自体は存在します。
しかし、審査があるといってもクレジットカードを新規発行するときのような厳格な審査ではなく、
引き続きカードを利用させても問題ないか否かを確認する程度の内容です。
ですので通常利用している程度の人であれば、その審査はあってないようなものですので心配する必要はないです。
更新する時期になればいつのまにか審査はおこなわれており、
問題なければ更新月の1ヵ月前くらいにはカードも手元に届きます。
注意点として更新時に旧住所を設定したままだとカードが手元に届かない場合があるので必ず確認しましょう。
クレジットカードの更新時の審査の内容
クレジットカードの更新時には審査があることを紹介しました。
ですが具体的にはどんな基準で審査をしているのか気になりますね。
基本的には下記3項目が審査対象となっています。
- クレジットカードの使用履歴があるか
- 支払いを遅延することなくきちんと払っているか
- 与信枠が足りているかどうか
さらに深堀りして1つひとつ見ていきましょう。
クレジットカードの使用履歴があるか
当然ですがクレジットカード会社も無償でお金を貸している訳ではありません。
カード所有者にカードを利用してもらって、そこから発生する手数料などで利益を得ています。
逆にいうとカードを使ってもらえなければクレジットカード会社からすれば損になります。
最近では年会費無料のクレジットカードも増えていますがカード会社だって慈善事業じゃありませんし、
年会費無料とはいえクレジットカードを維持するための管理費用が発生します。
カード会社からすれば管理費用から生じるリスクを回避するためにカードを利用していない会員の
更新を拒否する可能性もゼロではありません。
ただ私も発行してから一度も利用していない年会費無料のクレジットカードがありますが、
とくに何もせず放置していても更新月になったら新規カードが発行された経験はありますので
審査項目の中では言うほど重要視する内容ではないかと思っています。
支払いを遅延することなくきちんと払っているか
審査項目の中では最も重要視しているのが言わずもがなこの項目です。
クレジットカードを利用する以上はカード会社と金銭のやり取りをするということになります。
カード会社からすればクレジットカードを使ってもらうことも大事ですが、
それ以上に信用できる人間にクレジットカードを使ってほしいという気持ちがあります。
いくらカードを利用してくれても期限内に支払いをしてくれなかったら、
カード会社にとっては迷惑ですし約束を守れない相手にクレジットカードを渡したくはありませんよね。
なので度重なる支払いの遅延を発生させた経験があったり、個人信用情報に傷がついている場合には、
更新月になっても新規カードが発行されない場合があるので注意が必要です。
与信枠が足りているかどうか
与信枠という言葉が聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。
与信枠とは、読んで字のごとくクレジットカードから与えられる信用の枠数を表します。
具体的には「カード利用者にどの程度の金額を貸して信用できるか」ということです。
クレジットカード発行時には、ショッピング枠やキャッシング枠を設定していますよね。
その限度額をどの程度まで承認できるかカード会社は見ているわけです。
与信枠という言葉で分かりにくい場合は「カード限度額=与信枠」と覚えてしまってもいいです。
そして、更新時にこの与信枠に空きがなければ更新できない場合があるのです。
なのでクレジットカードを使ったら必ず期限内にきちんと支払うこと。
また、更新月付近に他社でクレジットカードを発行すると与信枠が足りなくなる場合があるのでそこも注意。
クレジットカードの更新時に無職だとどうなるか
クレジットカードを所持する方の中には、何かしら理由があって無職である方もいるかもしれません。
では、そういう場合にはクレジットカードの更新に影響はあるのか?
これに関してはハッキリ言って全然問題ないです。
もちろん更新時期以前にクレジットカードを使って遅延・滞納を繰り返していたり、
悪質なカード利用をしていなければ、滞りなくカード更新はおこなわれます。
登録情報の職業欄が以前の職業のままであっても調べられることがないのと同様に、
現在が無職だった場合でもそれを調べられることはありません。
クレジットカードの更新時に落とされる人とは
これは前述した更新時の審査内容にある内容がそのまま落とされる人になります。
ここでもう一度審査内容を確認してみましょう。
- クレジットカードの使用履歴があるか
- 支払いを遅延することなくきちんと払っているか
- 与信枠が足りているかどうか
上記3項目でクレジットカードの更新時に落とされる最たる理由は、
2つ目の「支払いを遅延することなくきちんと払っているか」ですね。
上記3項目すべて大切な事項にはなりますが金銭にまつわる審査である以上、
どうしても支払いの遅延・延滞の有無が最重要視されるので注意しましょう。
クレジットカードの更新時に落とされた場合におこなう事
最後にクレジットカードの更新審査に落とされた場合の対策を説明します。
更新審査に落ちるということは審査内容となっている3項目が守られていないのが原因ですが、
おそらくは支払いをきちんと払っていなかったことがほとんどのパターンかと思います。
しかし、原因にもよりますのでここではいくつか対策案を紹介します。
デビットカードや家族カードを作る
これは支払いをきちんとせずにブラックリストに載ってしまった場合の手段ですね。
ブラックリストに載ってしまうと一定期間クレジットカードを作成することが不可能になりますので、
それでもカードを所持したいということであればデビットカードもしくは家族カードが解決策になります。
デビットカードは個人信用情報に左右される審査項目がなく、家族カードも会員を有する方が審査の対象となるので、
自分がブラックリストに載っていたりしても関係なく所持することができます。
審査に落ちたクレジットカード会社に再申込・再審査をする
審査に落ちても個人信用情報に傷がついていない自信があれば、
ひと先ずはクレジットカードの再審査をかけるようにしましょう。
もしくは審査に落ちたクレジットカード会社で再申込をするかです。
ただ個人信用情報が原因で落ちたという自覚があるなら、
無暗に再申込や再審査をするのは諦めて一定期間ブラックリストが解除されるまで待つようにしましょう。
他社のクレジットカードに申し込む
クレジットカードを一度も利用していないことが原因で審査に落ちるケースもあるでしょうから、
まず再申込・再審査をしてみてもしダメそうなら他社のクレジットカードに乗り換えてみるのもいいかもしれません。
個人信用情報に傷がついているということでなければ、
他社のクレジットカードなら審査に通過する可能性は全然ありますから諦めずに挑戦してみましょう。
まとめ
- クレジットカードの更新には審査がある。
- クレジットカードの審査には主に3項目存在する。
- 無職でも更新は問題なくできる。
- 審査に落ちたらデビットカードや家族カードなどを検討しよう。
いかがでしたか? クレジットカードの更新時の審査について理解できたでしょうか。
しつこいようですが通常利用しているだけなら審査はあってないようなものです。
また更新云々ではなく必ず支払いの遅延・延滞には細心の注意を払いましょう。